1948-11-18 第3回国会 衆議院 不当財産取引調査特別委員会 第15号
○徳田委員 ほかの施行機関があるかもしれませんが、あなたの方で森財閥の、いわゆる森色を除いたように、ほかの方も除いておるという大体のお考えですか。
○徳田委員 ほかの施行機関があるかもしれませんが、あなたの方で森財閥の、いわゆる森色を除いたように、ほかの方も除いておるという大体のお考えですか。
○野田證人 森財閥色というものは二月ごろだと思いますが、ちよいちよい私は反トラスト課で聞いております。向うでも調査をしておるということで、何か一應財閥的の話になりますと、森財閥のごときはつまり軍需工業の権化だというようなことを財閥読本にも書いてありますし新興コンツエルン読本にも書いてあります。
笹山さんが私にるる森財閥は準戰犯である、いかにも森が財閥であるかのごときことを言いまして、昭電の社長に日野原を受け入れろということをるる申しました。これはこの前の証言のときに私申し上げました通りであります。
○田中(健)委員 これは持株委員会としてあなたの御見解をお伺いするのですが、二十数名追い出されたというのは森財閥系の者であるということだつのでしよう。ところが森氏がその後追放も解除になつておるし、そういろいろなことを強いて今更言うこともなくなつて疑義がなくなつておるように思うのですが、あなたはどう思うのですか。
あれだけの仕事をするので、世間ではいわゆる森財閥というので自由党には相当金が出るだろうと思うし、また党員でもそういうことを思つた人があるかもしれませんが、ほんとうのことを申しますと、私は自由党とは一銭の縁もありません。それから石橋大藏大臣、森幸太郎、あるいはその他の人とも実は一銭の行き來もないのでございます。あの仕事を計画する場合に党の人には全然私は相談もしたことはない。
○森証人 森財閥は、今ものが上つたかどうか知りませんが、昨年の二月ごろの調査のときに、三十万か、五十万、それにかかる者は一人もいない、名は財閥ですが、実際は十万円の金もほどんど持つたことがありません。私はばかにでかい家にはいつておりますが、おやじから受継いだ借金がばかに多過ぎまして、結論ずると借金の方が遥かに多いのじやないかと思います。
あなた及びあなた一家、森財閥の……。